心停止の判断基準 概要(市民向け)
昨日ね、駅でね、急にね、女の人がね、倒れたんだ~。
ぴぴちゃん、なんだか嬉しそうなのは気のせいじゃにゃいよね、、、
そんなことないよ~。腕を試すチャンスって思っただけで~。
そのセリフ、いろいろ誤解を招きそうにゃ。。
でね。助かったの~。
最初は、急に倒れてでどうしようかと思ったんだけど。
で、どうしたの?
もちろん、心肺蘇生をやったよ!
すごいにゃ。
でも、心肺蘇生始めるのって勇気いらにゃい?
大丈夫!判断は簡単だから。
くろまるも、それ知りたいにゃ。
いいよ。
医療者じゃない場合は、2つの事を確認するだけ。
たった2つでいいにゃ?
市民が行う心停止の判断に使う評価は、2つです。
☑ 反応がないか、判断に迷う
☑ 普段通りの呼吸がないか、判断に迷う
(一般社団法人日本蘇生協議会 蘇生ガイドライン2020 市民用BLSアルゴリズムから引用)
上記2つが重なった場合、心停止と判断し10秒以内に胸骨圧迫を開始します。
→反応の評価の詳細はこちらをご覧ください。
→呼吸の評価の詳細はこちらをご覧ください。
ということで、反応と普段通りの呼吸がなければ、心停止とみなしましょう!
かんたんでしょ?
でも、ちょっと待ってほしいにゃ。
変な言葉が付いているにゃ。
「判断に迷ったら」って書いているけど、そう言われたらよけい判断に迷うにゃ。
自分で判断できないのに、人の胸なんて押すことできないにゃ。
くろまる君は、ケーキ屋さんでチョコとイチゴ選ぶのに5分かかるもんね~。
そんなことないにゃ!
迷ったときは両方食べるにゃ。
(お金がないときは10分悩むにゃ)
でも、心停止の判断で迷ったら、
胸骨圧迫を実施するのと、実施しないことの両方は選べないよ。
実際迷ってしまって、心停止の人が心肺蘇生を受けていないことが結構多いんだ。
だから、
「傷病者に反応が見られず、普段通りの呼吸がない、あるいは呼吸状態の判断に迷う場合には、胸骨圧迫による有害事象を恐れることなく、直ちに胸骨圧迫からCPRを開始する(一般社団法人日本蘇生協議会 蘇生ガイドライン2020引用)」
という勧告が出されているんだよ。
にゃ。。
それなら、迷わず判断できるように、反応と呼吸の確認について勉強したいにゃ。
よきよき。
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